ドロップCって何?ベースのチューニング方法やチューナーについて書いてみた!
- 2019.12.06
- 音楽の話
どうも、モンブランでございます。
最近寒くなりすぎて、冷たくなったベースのネックを握るのもツライ季節になってきました。
みなさんは演奏は捗ってますでしょう?
さて、今回はベースのチューニングについて書いていこうと思います。
チューニングといえばベースのみならず楽器を演奏する上で欠かせないものですが、ベースを始めたばかりだと
「チューニングするには何を準備したらいいの?」
「バンドスコアにドロップDって書いてあるけど、どういう意味?」
などチューニングに関する疑問が湧いてくると思います。
電子チューナーを使えば簡単に音を合わせられますし、チューニングに関する用語も意味がわかればすぐに対応できます。
それでは、早速チューニングについて説明していきます。
チューニングとは?
チューニングとは楽器の音の高さを合わせることを言います。
弦楽器は弦の太さや長さ、ハリ具合で音が決まりますが、常に一定の音が出せるわけではありません。
ミュージシャンのライブ映像を見ているとボーカルがMCをしている間に弦楽器隊がチューニングしているシーンを見ると思います。
あれは演奏をしている間にも弦が緩み音が変わるためチューニングをその都度チェックしているのです。
他にも気温が暑くなれば弦が緩み音は低くなりますし、寒い時は弦が張り詰めるので音が高くなったりもします。
チューニングが狂えば曲が成り立たなくなるので、チューニングはとても大事な行為になるのです。
チューニングの方法
ここでは2種類のベースをチューニングする方法を紹介します。
開放弦を使ったチューニング
開放弦を使ったチューニングはどこか基準の音を合わせて、開放弦を使ってチューニングする方法です。
音叉を使う時に使われるチューニングの方法です。
やり方としては、音叉はAの音がなるのでまずベースの3弦の開放弦をチューニングします。
3弦の音が合ったら次は4弦の5フレットと3弦の開放弦は同じAの音なので、この2つを合わせていきます。
このように開放弦と5フレットを使って音を合わせて行くのが開放弦を使ったチューニングです。
これと似た方法でハーモニクスチューニングというものもあります。
開放弦もハーモニクスも音を聞き取りながら行うチューニングなので耳のトレーニングにはもってこいです!
チューナーを使う
もう一つ紹介するのが、チューナーを使ったやり方です。
チューナーは音を拾わせてメーターやハリが中央に来たら音が合ったことを教えてくれるとても簡単なやり方です。
耳を鍛えるために開放弦を使うチューニングをしたほうが良いと言われますが、正直、楽器未経験者だと音を聞き取るのは難しいですしチューニングに時間がかかってモチベーションが下がる方がもったいないので、チューナーをガンガン使って好きな曲をいっぱい弾くほうが僕は良いと思います。
また、ライブ中はチューニングに時間を取っていられないのでチューナーを使ってしまった方がいいでしょう。
チューニングの種類
ここでは、ベースの演奏によく使われるチューニングをご紹介します。
レギュラーチューニング
ベース演奏をするときに一番よく使うチューニング方法がこれだと思います。
音の並びは
4弦ベースの場合
4弦:E
3弦:A
2弦:D
1弦:G
5弦ベースは4弦ベースに低いB付け足したローBまたは高音を付け足したハイCがあるので、音の並びは
5弦:B
4弦:E
3弦:A
2弦:D
1弦:G
もしくは
5弦:E
4弦:A
3弦:D
2弦:G
1弦:C
となります。
6弦ならローBとハイCが両方付け足されるので
6弦:B
5弦:E
4弦:A
3弦:D
2弦:G
1弦:C
になります。
半音下げ
半音下げチューニングはその名の通り、レギュラーチューニングから全弦を半音下げるチューニング。
僕の感覚だとBUMP OF CHICKENの曲は半音下げがよく出てくる印象です。
一番低い音がD#になるので少し音域が広がります。
音の並びは
4弦:E♭
3弦:A♭
2弦:D♭
1弦:G♭
になります。
ドロップD
ドロップDチューニングは4弦だけDにして3弦~1弦はレギュラーのまま使うチューニング方法。
一番低い音がDになるので、なんかめちゃくちゃ悪い音がしますw
音の並びは
4弦:D
3弦:A
2弦:D
1弦:G
になります。
ドロップDチューニングは自分でペグを調整して音を合わせる方法の他にDチューナーを使う方法があります。
Dチューナーは4弦がEの音だった場合、ピンを倒すだけでDの音にしてくれる便利アイテムで倒したピンを元に戻せばまたEの音に戻せます。
取り付けに多少作業がいりますが、頻繁にDの音を使うのであればチューニングの手間を省くことができます。
【Dチューナー紹介】
ドロップC
よく使われるかと言えば、僕はあまりやったことないのです。
ただ、恥ずかしながら僕はドロップCなら4弦だけCに合わせればいいんでしょ?と思っていたのですが、調べたら全然違いました・・・。
この記事を読んでくれているベーシストには、こんな恥ずかしい思いをしてほしくない!と思ったので一応書いておきたいと思います!
ドロップCチューニングは4弦の音はCになるのですが、3~1弦も音を下げないといけません。
なので、音の並びは
4弦:C
3弦:G
2弦:C
1弦:F
となります。
4弦は2音下げ、3~1弦は1音下げになるということですね。
チューナーの種類
流石に変則チューニングなどになってくると耳で聞き分けるのはかなりの練習が必要だと思います。
そこで、ここではよく使われる3つのチューナーの種類について書いていきます。
電子チューナー
プロのエフェクターボードなんかにも良く出てくるのが電子チューナーです。
コンパクトエフェクターのタイプからラックマウントのものまで形状は様々。
楽器とチューナーをシールドで繋いで音を拾い、LEDのメーターを中央に合わせて音をあわせます。
音の反応速度も早く、シールドで繋いでいるので周りがうるさくてもチューニングすることができます。
メーターにLEDを搭載しているので暗いステージでも視認性抜群です。
僕個人的にステージでチューナーがちょこちょこ反応しているのがかっこいいなと思ってますw
弱点としてはパワーサプライなんか電源を管理すると必ずコンセントがいるので、出番前にチューニングしようと思った時に気軽に使えなることでしょうか。
クリップ型
クリップ型はベースのヘッドに挟んで使うチューナー。
最近はディスプレイがカラー液晶でバックライトを搭載しているので、電子チューナー同様に暗いステージでも使えます。
電源もボタン電池で形状もコンパクト、価格もお手頃なので、気軽に使えて持ち歩きにも便利です。
取り付け位置も電子チューナーは足元に置かれることが多いので距離がありますが、クリップ型はヘッドに取り付けるのでメーターとの距離が近くて見やすいです。
使い方はヘッドを挟んでベースの振動を拾わせてチューニングをします。
シールドを必要としないのも取り回しが楽でいいですね。
しかし、クリップチューナーは周りがうるさいと反応が悪くなる事があります。
スマホアプリ
スマホにインストールして使うチューナーアプリ。
スタジオに行く時なんかにチューナーは忘れたけど、スマホがある!なんて時にめちゃくちゃ助かりますw
使い方はアプリを立ち上げてマイクで音を拾って、スマホのメーターを見ながらチューニングを行っていきます。
ただ、スマホのマイクを使うのでマイクとの距離感やこちらも周りがうるさいと反応が悪くなるので、僕個人はあまり使わないです・・・。
音叉
音叉は一定の音がなるのでその音に弦をあわせる。
あとは合わせた弦の5フレットと他の開放弦をあわせる。
なれないと時間かかるけど、耳は育つんじゃないかな。
音叉はAの音がなるように造られた金属です。
なので、音叉の音を3弦の開放の音を合わせて、あとは開放弦と5フレットを使いながらチューニングを行っていきます。
音を聞きながらチューニングをするので、耳はかなり鍛えられると思いますが時間がかかりますしライブではまずできない方法です。
しかし何度も言いますが、耳のトレーニングには良いと思うので個人練習なんかの時にぜひ取り入れたい方法です。
まとめ
チューニングは演奏するときには欠かせないもの。
チューニングができていなければ曲が成り立たない事も十分にあります。
正しい音を理解するためのトレーニングにもなりますから、演奏前はめんどくさがらずに自分に合ったチューナーを使ってしっかりチューニングを行うことをオススメします。
それでは、また。
-
前の記事
バンドマンが年収を上げようと思ったら何をしたら良いか考えてみた。 2019.11.29
-
次の記事
バンドマンがSNSで情報発信するときに気をつけたいこと。 2019.12.13
コメントを書く