エフェクターの電池切れを気にしたくないならパワーサプライを導入すべし!
- 2019.09.09
- 機材
エフェクターって電池で駆動していると、気づいたら電池切れてるし電池の残量を気にしてないといけないのが面倒くさい場面ってありませんか?
練習のときなら電池交換の時間を取ればいいのですが、ステージに立ってしまったらそんな時間はありませんし何より予備の電池を準備しておかないといけないのも億劫ですよね・・・。
そこで持っておくと便利なのがパワーサプライという機材です!
パワーサプライはまとめてエフェクターに電流を流せるので電源管理が楽になるし、ライブでエフェクターの急な電池切れを心配しなくて良くなるので持っていて損はないです!
でも、いきなりオススメです!と言われても機能やメリットがわからないと導入しにくいですよねw
なんので今回はパワーサプライとは何なのか導入のメリット・デメリット、オススメのパワーサプライについて書いていきたいと思います。
パワーサプライとは?
パワーサプライはエフェクターに電気を供給する機材で簡単に言うと電源タップのようなものです。
供給できる電流は機種によって変わり、多くのコンパクトエフェクターで採用されている9Vのみが供給できるものから僕が使っているVA-08MK2のように9Vだけではなく12Vや18Vを可変で供給できるものがあります。
サイズもそれぞれでコンパクトフェクターサイズのものからACアダプターをそのまま挿せるものもあります。
使うエフェクターの種類やエフェクターボードのサイズによって選べるのは助かりますね。
※VA-08mk2について知りたい方はレビュー記事も是非読んでみてください。
パワーサプライを入れるメリット・デメリット
ここからはパワーサプライのメリット・デメリットを考えていきたいと思います。
メリット
電池管理が必要ない
なんといってもパワーサプライを導入することメリットは電源の管理を気にしなくていいこと。
エフェクターが1個2個なら特に気にしなくていいですが、エフェクターが増えてくると電池が切れていることを忘れたりすることもあると思います。
また、エフェクターによってはシールドやパッチケーブルを挿したままにしていると電池を消耗するものもあるので、練習終わりにそのままにしていると次使うときに電池が切れていることも・・・。
電池交換を忘れれば当然ライブのときや練習のときに音が出なくなるので困ってしまいますよね。
パワーサプライを入れておけば電池交換の手間が減りますし、パワーサプライを起動するだけでエフェクターが使えるようになるので演奏に集中しやすくなります。
電流が安定するから音が安定
電池は容量などが減ってくると電流が弱り、歪が弱くなったりEQの効きが変わったり音の出力が小さくなったり効果に変化が現れることがあります。
またアルカリ電池は、電流は一定に流れますが急に切れるので前回使用まで普通に音が出ていたのに次使うときに急に起動しなくなることも考えられます。
パワーサプライはコンセントにさえ繋がっていれば、その後はずっと電気を供給してくれるので音の変化もなく安定して演奏できるので安心感があります。
なんかエフェクターボードがかっこよくなる
パワーサプライはほとんどのプロミュージシャンが使っているので、自分のエフェクターボードがプロっぽくなった気がしてすごくかっこいいです!w
LEDでスイッチが確認できるものを使えば光り物が増えるので、暗いステージの上でLEDの光が浮き上がりそれを見ているだけでもテンションが上がります。
高いテンションで演奏できるのは、重要ですからね。
デメリット
電池が減った時ならではの音が楽しめない。
オーバードライブなどの歪み系のエフェクターにあることですが、電池の容量が減ることで音に変化が起き歪がマイルドになったりいい効果が出てくることがあります。
パワーサプライは電流がコンセントに繋がっている限り一定に流れるので、このような音の変化はありません。
なので、電池の残量が減ったことで起きる音の変化を楽しみたい方はパワーサプライをを入れない、もしくは変化を楽しみたいエフェクターだけ電池で駆動させる必要があるでしょう。
グヤトーンのAC-106というパワーサプライはmagic driveという機能が搭載されていて、スイッチで電流の流れ具合が調整ができるので電池がなくなりかけた歪を再現することも可能。
こういった機能を搭載しているパワーサプライもあるのです。
コンセントが無いと使えない
これは僕も地味に困ることがあるのですが、当然ですがパワーサプライは電源がないと使えません。
なので楽屋にいるときにチューニングだけ終わらせておこうと思うとチューナーを立ち上げる為に電源を探す必要があります。
しかも、パワーサプライをエフェクターボードを組み上げていると狭い楽屋でボードを展開することになりますからスペースを確保しなければならず結構めんどくさいことになります。
こういうときはクリップ型のチューナーを持っておくと便利でしょう。
オススメは反応速度がよく値段もお手頃なSNARK(スナーク)のSN-1 BLUEです。
パワーサプライが壊れたら全部動かない
これも当たり前の話ですが、パワーサプライですべてのエフェクターの電源を管理しているとパワーサプライが壊れたときすべてのエフェクターが使えなくなってしまいます。
こればっかりはどうしようもないので、調子が悪くなっていないかをこまめに見ておくのが一番の対策でしょう。
パワーサプライは持っていたほうがいい?
メリットやデメリットをお伝えしてきましたが、僕の結論を言うと持っておいたほうがいいです!
つい先日の話ですが、コーラスのエフェクターを入れた際そのエフェクターだけ電池で駆動させていました。
その時にパッチケーブルを挿しっぱなしでエフェクターボードに入れていたため気づけば次の練習のときには電池切れに・・・。
ベースがアクティブタイプなので予備の電池を持っていたからいいものの、電池の予備もなくこれがライブだったら非常に困っていたと思います・・・。
こんな思いをしたくない方はパワーサプライをぜひ検討してみてください!
あと対バンでライブをするバンドなら転換をすると思いますが、そのときもパワーサプライの電源をステージの電源に繋げば即使えるので時間の節約にもなりますよ。
オススメのパワーサプライは?
ここではオススメのパワーサプライを3つほどご紹介します。
VITAL AUDIO POWER CARRIER VA-08 MKII
僕も現在使用しているパワーサプライ。
9Vだけではなく12V・18Vのエフェクターも電源管理できるのでかなり便利です。
ゲスの極み乙女の休日課長のエフェクターボードにも組み込まれています。
VITAL AUDIO ( バイタルオーディオ ) / POWER CARRIER VA-08 MKII
Noah’sark AC/DC-1 パワーサプライ
雑誌などでプロのエフェクターボードによく組み込まれているノアズアークのパワーサプライ。
こちらも9Vだけではなく12Vが出力可能です。
それでも足りなければコンセントにアダプターを直接挿せるのも便利な点ですね。
ただ、このパワーサプライはかなりの大きさなので、購入前にエフェクターのサイズや空きスペースがあるかはしっかり確認しておいたほうがいいですよ!
Noah’sark ( ノアズアーク ) / AC/DC-1 パワーサプライ
One Control Distro Black
ワンコントロールのパワーサプライ。
コンパクトでスペースを取らないのでコンパクトエフェクターを多く使っているバンドマンならこの機種もオススメ。
なにげに1ポートだけ12・18Vを出力できるのはポイント高いですね。
アルミ削り出しのボディも高級感があってかっこいいです!
One Control ( ワンコントロール ) / Distro Black
まとめ
バンド始めたばかりでエフェクターの数が少ない間は電池駆動でいいと思いますが、数が増えてきたら管理が楽なパワーサプライを導入するのがオススメです。
というか、僕はデメリットも含めた上で考えてもパワーサプライを導入していますが、それでも手放せないくらいパワーサプライに頼り切っちゃっていますw
予算の関係もあるとは思いますが、気になった方はぜひ検討してみてくださいね!
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